ファシリテーター 川村法子
トラウマは私たちの心身に深刻な影響を与えますが、トラウマから回復するプロセスを辿っていくと、実際にはトラウマを経験したことのない人よりも、さらに奥深い、成熟の道へ向かうことがあります。当然ながらトラウマは、“あった方が良い”とは言えません。ですが、サバイブしてきたことによる、感情や人生の深みへと手を伸ばそうとする本人の力は、PTG(ポストトラウマティック・グロース:心的外傷後の成長)へと、本人を導きます。その道のりが具体的にはどういうものなのか、トラウマを成長、成熟へ変えていくための方法を具体的にお伝えしてきます。
ノートとペンを用意してください。自分史の書き方を学び、あなた自身にあなたの過去を伝えていきます。サバイバーの多くは、自分でも知らないうちに過去を偽っています。自分史作成の過程で、たくさんの気づきが溢れてくるはずです。
脳科学の進歩によって、トラウマとは思い込みではなくて、物理的に測ることができる身体の怪我であることがわかってきました。脳機能について理解しながら、自分自身のトラウマ反応を優しく理解していきましょう。
フロイトが発見し、ユングがさらに深めてきた無意識について理解し、トラウマとの関わりを意識的に捉えていきます。ワークで行う言語化と視覚化が役に立ちます。
トラウマの回復にとって大切なことは、身体に宿ったままの感情を解放していくこと。この場合の感情とは、無意識の感情ですから、本人も気がついていない感情を指します。まずは隠された感情に気が付く方法を理解し、感情解放のための準備をしましょう。また、実際のワークによって、感情をリリースしましょう。
家族には、目には見えない無意識のシステムが働いていて、そこには役割があります。傷ついてきたトラウマサバイバーは、家族システムにとらわれたまま、その役割に縛られていて、身体と年齢は大人になっても、中身は小さな子どものまま、育った家族から精神的に自立できないでいます。まずは、家族の中の役割について自覚しましょう。そして、傷ついてきた家族から旅立つ方法を学びましょう。
傷ついた子どものままの大人、つまり、アダルトチャイルド状態の養育者に育てられてきたトラウマサバイバーは、“成熟した大人”というモデルを知りません。この章ではトラウマを癒した先の真の大人としての在り方を学習していきます。“成熟した大人”とは、決して“良い人”の意味ではありません。場合によっては、誰かとの対立を恐れず、必要な時にNOという態度も必要です。大事なことは、それを頑張って行うのではなく、広いハートから自然とできるようになること。成熟した大人のハートを育てましょう。
※イントロダクションがアップロードされていますので、DAY1の動画の前に視聴してください。
⚫︎トラウマと防衛反応について
⚫︎防衛反応を捉える視点
⚫︎防衛反応が起こった時にできること
⚫︎自分史で行う人生の棚卸し
⚫︎3つの脳の構造
⚫︎トラウマが脳と身体に与える影響
⚫︎ストレスホルモンとその依存性
⚫︎脳から起こすトラウマ解放
⚫︎ユングの理論〜個人的無意識と集合的無意識
⚫︎無意識の力とその影響
⚫︎トラウマに関係する無意識のアーキタイプ
⚫︎無意識を意識化する方法
⚫︎隠れた感情を呼び起こすための方法
⚫︎隠れた感情と対話する方法
⚫︎隠された感情との和解と統合
⚫︎隠された感情の中にあるギフトを目覚めさせる方法
⚫︎家族システムの理解
⚫︎3つの愛の法則
⚫︎家族システムの中の自分を知る
⚫︎家系図の書き方と読み解き方のポイント
⚫︎愛の定義の明確化
⚫︎愛と愛ではないものを区別する方法
⚫︎愛の3つの質と愛による選択
⚫︎愛の中心を発見するための呼吸瞑想

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ハートエデュケーションセンターは、2016年から、インナーチャイルドワーク、家族学、多世代療法、アクティブ瞑想…トラウマの癒しに有効な様々なワークと座学で、多くの方々にトラウマの癒しを伝えています。