病気と小児期トラウマ、また、家族システムが、深く関わっていることは、あまり知られていません。トラウマヒーリングや、家族システムの癒しによって、慢性、急性の症状がなくなっていくことは、珍しくありません。
慢性病や難病、重篤な症状、また事故による怪我までもが、抑圧された感情が自身を攻撃する内攻化が原因であることと心理学では説明されてきました。そして、近年の脳神経科学の発展がこのことを科学的に証明するまでになりました。小児期トラウマが身体症状にもたらす影響は非常に大きく、特に無意識の怒りの抑圧が、深く病と関わっています。このことを理解すれば、今現在症状があるかないか、また、軽度か重度かにかかわらず、小児期トラウマは決して放置して良いものではないことがわかるでしょう。大切なことは、抑圧された情動を身体からリリースすることです。そのためには、積極的なトラウマヒーリングが必要です。また、インナーチャイルドや家族システムの理解が、癒しを推し進めます。考え方を変えようとする思考を使ったワークやポジティブシンキング、健康食品への依存、こだわりの強い食事療法、霊性だけを追求するワークは、症状を悪化させるのでお勧めできません。小児期トラウマと身体症状のつながりについて、適切な知識を得て、トラウマヒーリングを行いましょう。