不登校、引きこもり、神経発達症(発達障害)、学校でのトラブルなど、子どもたちに生じる課題は、どんなことであっても家族システム、つまり、親自身をうくめた家族全体の課題として捉えることで、解決へ導かれます。また、家庭の中に子どもの心身の健康を支えられる環境が徐々に整っていくことが、何より大切なことです。子どもの身体機能の向上を促すことも、回復を後押しします。
子どもは、決して小さな大人ではありません。子どもたちの内的な世界は、無意識と深く関わっていて、身体活動や言語、フェルトセンスなどを通して、徐々に自我を発達させています。つまり、大人が当然と思っている世界と、子どもが生きている世界は全く異なるのです。子どもが生きる世界は、大人のものよりさらに物語の世界と深くつながっていて、身体的です。物語の世界とは、人の集合的な無意識の世界のことです。大人は育った環境や社会規範の中で、効率性を重視し、徐々に物語の世界との接点を失って、身体から切り離されています。そんな大人の常識で、子どもを育てようとしているなら、子どもの世界は傷つけられてしまいます。子どもたちの心と身体を守るために、また、子どもたちが健全な自我を育てるために、まずは、大人が成熟した大人意識を育て、物語の世界と身体とのつながりを取り戻しましょう。また、適切なコミュニケーションと、家族システムについての理解が、子どもたちをますます健康にします。
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